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あしあと

    豊日中学校校内研究

    • [公開日:2022年2月7日]
    • [更新日:2022年2月7日]
    • ID:65

    (1)研究主題

    確かな学力を身につけ、主体的に学ぶ生徒の育成

    ~わかった・できたを実感できる、課題設定の工夫と学習集団の育成を通して~

    (2)主題設定の理由

     これからの予測困難な社会を生きぬくためには、答えがない課題に対して「最適解」を求めようとする力や、そのために他者と「協働」する力などが求められている。中学校を卒業した生徒たちが自らの目標に向かってたくましく生きていくために、他者と協働する中で新たな自分を発見していく経験や、幅広い知識と柔軟な思考力をもとに自分で考え判断し行動する経験を、中学校段階から多く積むことが必要である。

     そのような経験を多く積むためには、授業において新学習指導要領に明記された「主体的・対話的で深い学び」の実現をめざし、生徒が「わかった・できた」と感動を味わえる授業を展開していくことが重要である。中でも主体的に学ぶ姿勢を養うことが、生涯にわたり学び続けていくためには最も重要であると考え、研究主題を「確かな学力を身につけ、主体的に学ぶ生徒の育成」と設定した。

     今年度は、昨年度からの研究を継続し、「わかった・できた」を実感できる授業の手立ての中から、「課題設定の工夫」と「学習集団の育成」に力点をおいて校内研究を進めていく。そして、教科の枠組みを取り払い、相互の授業から学びを得ていけるように取り組む中で、教師同士が授業や生徒について交流して教師の力量を高めていきたい。

    (3)研究の内容と方法

    【授業づくり】

    • 課題設定の工夫
       めあてと課題 を示し 、まとめ、振り返りを必要に応じて 取り入れ ながら、生徒たちがやってみようと思えるような課題 となるように 工夫した授業 を行う。個人で取り組む課題の工夫を設定し 、すきま校内研として他の授業を参観したり、生徒の姿を見取ったりしながら改善し ていく。月1度振り返りの機会を設け、翌月への方策を考えてPDCAサイクルをまわしていく。

    【学年集団づくり】

    • 学習集団作りプランの作成
      各学年の生徒の実態を踏まえて、「めざす学習集団像」を描き、ゴールイメージをもつ。学期ごとに生徒の状況を捉え直し、各自の実践を加えていく。
      学年教師がビジョンを共有することで教科の枠を越えた協働が可能になると考える。また、生徒の具体的な姿の変容を捉えようとするため、生徒理解が深まる取り組みになる。安定した学習集団の育成が、主体的・対話的で深い学びとなる授業を展開していくうえでの必要な要素となる。個人で学習集団づくりに関わるPDCAサイクルがまわるように月に1度振り返り、翌月への方策を考える機会を設ける。

    (4)研究・研修計画

    研究・研修計画
    月 内容 その他 
    4月 ・研究推進委員会の立ち上げ
    ・研究推進員の選出(各学年1名)
     
    5月 ・校内研究推進委員会 
    ・第1回校内研究会(学習集団づくり)
     
    6月 

    ・校内研究推進委員会
    ・すきま校内研(授業参観)
    ・第2回校内研究会(授業づくり)

     
    7月  ・校内研究推進委員会
     学校評価アンケート
    8月 

    ・夏季校内研究会
    (1学期の振り返りと2学期に向けて) 

     夏季校内研修
    9月 

    ・校内研究推進委員会
    (2学期の取り組みについて) 

     
    10月 

    ・校内研究推進委員会
    ・第3回校内研究会(授業づくり) 

     
    11月 

    ・校内研究推進委員会
    ・第4回校内研究会(B訪問・・・授業づくり) 

     
    12月 ・校内研究推進委員会(2学期の振り返り)  学校評価アンケート
    1月 ・校内研究推進委員会(3学期の取り組みについて)  標準学力調査
    2月 

    ・校内研究推進委員会
    ・第5回校内研究会(授業づくり)
    ・今年度の研究のまとめ 

     標準学力テストの結果分析
    3月 

    ・校内研究推進委員会
    ・第6回校内研究会(全体で次年度に向けて・まとめ
    ・研究のまとめ 

     

    (5)校内研究体制の概要

    組織図

    (6)過去の研究内容

    • H23~H26年度
      平成23年度からは特別支援教育の視点から生徒の学習実態を見つめ直し、『基礎学力向上』と『教科指導の工夫・改善』および『授業規律の確立』をめざした研究に取り組んだ。特別支援教育の視点から小中連携による共通実践にも取り組んだ。
    • H27~H29年度
      自ら目標に向かって生きる生徒の育成のために、基礎学力だけでなく、自ら課題を解決する『思考力・判断力・表現力』を身につけさせるために、授業内容の工夫と改善のための研究に取り組んだ。
    • H30年度
      「生徒が主体的に学び、確かな学力を身につけるための学習指導」を研究主題として、教師の指導力向上をめざして授業改善を進めることができた。子どもが主体となる仕掛けや目標の提示と効果的な振り返りの実施,学習の見通しを持たせる工夫、自分の考えを述べる機会を視点に交流を進めることができた。
    • R1年度
      「確かな学力を身につけ、主体的に学ぶ生徒の育成」~わかった・できたを実感できる授業を通して~を研究主題として、学年部会と教科部会の2つを軸とした研究を進めた。授業の質の改善と学習集団の育成に向けて2つの部会で取り組むことで、同僚性の向上にもつながった。
    • R2年度
      「確かな学力を身につけ、主体的に学ぶ生徒の育成」~わかった・できたを実感できる、魅力ある課題設定と学習集団の育成を通して~を研究主題として、前年度に引き続き学年部会と教科部会の2つを軸とした研究を進めた。授業の課題設定のあり方と学習集団の育成に向けて2つの部会で取り組んだ。課題設定に関わる発問など多様な工夫ができることや、学習集団への共通した視点をもつことができた。

    令和3年度豊日中学校 校内研究・研修内容