◆平成18年度 校内研究
(1) 研究主題
研究主題 | 教科等 | 研 究 主 題 |
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国語科 (文字) | = 一人ひとりが自分の考えをもち、聴き合い、学び合う楽しい授業づくり = [次の3つの観点から実践を練り、創り、主題の具現に努める] ①書くことによって自分の考えをもち、豊かに表現する力を育てる。 ②仲間の言葉に耳を傾けて聴き合い、伝え合う意識を育てる。 ③一人ひとりが安心して学び合える場をつくり、人とのつながりを育てる。
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(2) 主題設定の理由
今日の学校や子どもたちをとりまく全国的な傾向として、不登校や登校拒否、学級崩壊、 いじめ等が後を絶たない。また、様々なメディアからの決して健全とは言えない情報に影響を受けたり、児童虐待とまでは行かずとも家族からの愛情不足であったり、「勉強、勉強」と親から追いつめられたり、さらには様々な形でストレスがたまり、精神的に不安定な状況に陥っている子どもが少なくないのが現状である。
こうした状況は本校でも見受けられる。そこで、本校では毎年子どもたちの学校や学習に対する意識をつかむために、「学校生活アンケート」を実施してきている。
その結果は、下の通りである。
学校生活アンケート| 学校生活アンケート | 楽しい | 楽しくない | どちらでもない |
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| 1999年度 | 80.8% | 5.5% | 13.7% |
| 2000年度 | 73.2% | 8.7% | 18.1% |
| 2001年度 | 81.3% | 7.5% | 11.2% |
| 2002年度 | 73.6% | 8.6% | 17.8% |
| 2003年度 | 71.0% | 6.9% | 22.1% |
| 2004年度 | 70.5% | 14.0% | 15.5% |
| 2005年度 | 70.7% | 11.3% | 18.0% |
「学校が楽しいですか。」と いう項目では、「楽しい」と答 えた子が平均80%で推移して きたが、2002度から70%台に下がり、昨年度の70.5%(最低)ととほぼ同じである。 反対に「楽しくない」「どちらでもない」と答えた子が増えたが、「楽しくない」と答えた子が減少しているのはよい傾向である。理由の大半であった「勉強がわからないから」が37.9%から15.4%に減少したことも昨年度の取り組みの成果であると思う。 しかし、学習(生活)の基盤が弱く、基礎学力が不足していることには変わりはない。こうした結果を、私たちは真摯に受けとめ、『一人ひとりが自分の考えをもち、聴き合い、学び合う楽しい授業づくり』のために、教師自身の感性を磨き、子どもをまるごとつかむ努力をいっそう重ねながら、日々の実践を積み上げていくことが大切であると考えている。
さて、本校の子どもたちの特性は、かざり気がなく、来校者に対しても気軽に声をかけるなど、明るく人なつっこい面がある。しかし、様々な問題行動や地域のかかえる課題も多く、今の教育でも課題とされている語彙数の減少に伴う学力(特に思考力)の低下傾向が見受けられ、特に自分の思いを言葉にして相手に伝える力が不足している。そのため、昨年度からのステップタイム(朝学習15分間)では、全校で「視写・100マス計算・読書」に取り組み、脳の前頭前野を鍛えるとともに基礎学力の向上に努め、徐々に成果が表れてきている。授業でも、国語科を中心に学習の土台づくり(書く・聞く・話す)に取り組み、「どの子もが生き生きと学ぶ授業づくり」を目指して日々の実践を積み重ねている。
また、本校は児童数の減少傾向が続いて単級化したため、1年入学から卒業まで同じ学級集団で生活しなければならない。「学校が楽しいか、楽しくないか。」の意識や学習意欲なども、この学級集団への所属感によるところが大きく影響する。そのため、これまでから一人ひとりが大切にされ、安心して学び合える授業づくり、学級づくりに力を入れている。このような取り組みの中で自己肯定感をもち、自分の可能性を求めて努力し、自分だけでなく周囲の人にも思いやりの心で接することができる子どもが育つであろうと考える。
このようなこれまでの取り組みと児童の実態をふまえて、前記のように本年度の校内研究の主題を設定した。
(3) 研究の内容
今年度も引き続きこれまでの研究の成果と課題を大切にし、すべての子どもたちにとって楽しくて、居心地のよい学級・学校づくりを進めるとともに、学ぶことの楽しさが実感でき、分かったりできたりした喜びが味わえる生き生きとした授業づくりを進めていきたい。そのために、学級の実態に即して、3つの観点に立った授業と学級づくりの創造に努めていきたい。中でも、基礎学力の定着と学ぶ意欲の高揚に向けて、系統的な学習内容の精選を進めていきたい。
「基礎学力の定義」についてはいろいろな論議があるが、「すべての学習の土台」という意味においては、国語の力(語彙数)の占めるところが大きいと考える。「語彙数=学力」という研究の結果にも表れているように、人は言葉によってものを考え、判断し、行動するのである。感情を育むのも言葉であり、それを自分自身が認識するのも、相手に伝えるのもまた言葉なのである。つまり、言葉を人と人とをつなぐ大切なものとして、その力を回復すること、言葉の重み深さ、面白さに気づき、感動する授業をすることが、今の私たちに最も求められていることなのである。だから、人格の土台の部分を形成していく小学校の時期に多くの優れた文学作品に出合わせ、語彙数を増やして読解力をつけ、豊かな情操を育てていくことは、豊かな人間性を培う大きな力になるだろうと考える。
そこで、今年度も、研究教科を国語科(特に文学)にしぼり、主題に沿った取り組みや授業を提起し合い、実践研究を深めていきたい。
(4) 過去5年間の研究主題および研究履歴
平成12年度 『心ふれあう,明るく,楽しくわかる授業と学校づくりのために』
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平成15年度 ・・・・・・・・すべての教科・教科外教育で
平成16年度
~ ・・・・・・・国語科(文学)で
平成17年度
平成18年度 『一人ひとりが自分の考えをもち、聴き合い、学び合う楽しい授業づくり』
・・・・・・・国語科(文学)で
(5) 研究・研修計画
研究・研修計画 月 | 校内研究 | 職員研修 |
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5 | ・本年度の研究の基本方向の確認と計画(5/8) | ・年間計画の確認と評価観 点の確認 |
6 | ・授業研究会①(5/25) 4年 | ・相撲指導法、救急救助法 |
7 | ・研究会②(6/29)講師:谷口茂雄先 5年 | ・コンピュータ研修 |
8 | ・教材研究会(国〈講師:谷口先生〉・音・図・体・家) | ・生徒指導研修 |
9 | ・授業研究会③(10/12)講師:谷口茂雄先生 | ・運動会種目と運営 |
10 | ・公開授業④⑤⑥(11/10) 県国語部会研究大会 | ・図工研修 |
11 | 2年・3年・6年 | ・性教育研修 |
| 12 | | ・人権教育と福祉教育研修 |
1 | ・授業研究会⑦(2/19)障害児学級 | ・コンピュータ研修 |
2 | ・本年度の研究の総括(2/21) | ・学校評価 |
3 | ・研究紀要作成 | ・学校評価 |
(6) 校内研究体制の概要