豊郷町史編さん事業について
- [公開日:2023年3月30日]
- [更新日:2023年3月30日]
- ID:2859
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豊郷町史編さん方針
1.町史編さん事業の目的
豊郷町は、昭和31年(1956)9月に旧犬上郡豊郷村と旧愛知郡日枝村が合併して豊郷村となり、その後昭和46年(1971)2月の町制施行を経て誕生しました。昭和38年(1963)に旧豊郷村の歴史などをまとめた『滋賀県豊郷村史』は発行から55年以上経過し、その後もさまざまな歴史を歩んできました。旧日枝村については、昭和4年(1929)『近江愛智郡志』で取り上げられてはいるものの、日枝村史が発行されなかったことから、町史の編さんの声が高まっていました。
また、地域それぞれが有していた暮らしぶりに関する資料や町内に残されている貴重な資料が急速に失われつつあり、これらの資料を保存し、町民の財産として後世に伝えることは、喫緊の課題となっています。そのため、現在の豊郷町を築き上げてきた先人の足跡を後世に伝えるとともに、魅力あるまちづくりに資することを目的に、『豊郷町史』の編さんを行います。
2.基本方針
- わかりやすく親しみやすい町史
学術的にも高い水準を保ちながら、町民の皆さんにとってわかりやすい表現で編さんを行います。
- 町民とともに創り上げる町史
編さん事業を進めるにあたって、町民の皆さんの協力・参加を求め、町民一人ひとりの生涯学習を実現する文化事業として位置付けます。
- 文化財の継承・保存に結びつく町史
豊郷の今日に至るまでの歴史的変遷や固有の生活文化・民俗などを明らかにし、その調査過程で得られた有形・無形の文化財を町民共有の財産として継承していきます。
- 郷土への愛着を育む町史
豊郷町に関する文化財や町内で語り継がれた伝承を収集・調査し、それに触れることで、町民の皆さんが豊郷に親しみを感じ、郷土愛を育める町史を作ることを目指します。
- 学校教育や生涯学習で活用できる町史
生涯学習のニーズを踏まえ、工夫した編さんを行うとともに、町史編さんで収集した資料を公開し、学校教育をはじめ広く生涯学習への活用を図り、魅力あるまちづくりの一助とします。
- 人権を尊重する町史
人権尊重の視点から積極的な取り組みを心がけます。
3.町史の発行について
- 「豊郷町史」は以下の編で構成されるものとする。
「民俗・ビジュアル編」「文献史料・年表編」「古代・中世・近世史編」「近現代史編」
ただし、 発行の目標は「民俗・ビジュアル編」と「文献史料・年表編」を令和7年度、「古代・中世・近世史編」と「近現代史編」」を令和8年度とする。
上記の町史の内容と発行計画は、資料の調査・収集状況や事業の進捗状況により、随時見直しを行う。
4.事務局
町史編さんに関する事務は、豊郷町教育委員会事務局社会教育課が取り扱う。