2025年発行「広報とよさと」掲載の町史編さんだよりをご紹介します
- [公開日:2025年7月15日]
- [更新日:2025年7月15日]
- ID:3756
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最新号までアップロードしました
豊郷町では町史編さん事業を進めています。現在は、民俗聞き取り調査や古文書調査などを順次進めているところです。
これまで、調査を進める中でわかったことは主に「広報とよさと」の町史編さんだよりのコーナーの中でご紹介してきました。今回、より多くの皆様の目に留まりやすいように、発行年ごとに掲載ページを公開させていただきました。広報が発行され次第、記事を追加しますので、更新をお待ちください。

昭和初期の天稚児彦神社の春祭り

昭和期の天稚彦神社の春祭り、個人蔵
豊郷町内の各神社では四月中旬に春季大祭(春祭り)が行われており、町中に鉦や太鼓の音が響き渡ります。天稚彦神社では、近年まで高野瀬・沢・下枝・大町・杉・肥田・三津の氏神として春の祭礼に集落ごとの山車が出されていましたが、今日ではかつてのような賑やかな様子は見られなくなりました。山車の上には樹木と意匠を凝らした男女の人形が飾られ、地域の青年たちが団結して担ぎ上げ、祭りを盛り上げました。写真は当時の記憶を留めてくれる大切な資料です。

豊郷町内の揚水機場調査報告会

3月17日(月)「豊郷町内の揚水機場調査報告会」を開催し、調査にあたった関西大学院生から発表がありました。今回の調査により、豊郷町内12字に62ヵ所の揚水機場が確認され、それらを集水池、浅井戸、深井戸の三種類の井戸構造に分類し、豊郷町域の水システムの現状を詳しくまとめられました。この調査は地元の方の協力を得て、聞き取りをもとにしたものであり、報告会には30名の方にお集りいただきました。先人がいかに知恵を絞り、地域の力を結集して、安定した農業用水を得てきたか。その思いは「豊郷(豊熟を望む)」の名にも反映されています。

八日市飛行場のプロペラ

大正4年(1915)に民間飛行場として設営された八日市飛行場は、第一次世界大戦のあと次第に陸軍省の支配下に取り込まれていきました。大正11年(1922)4月25日、甲式練習機三八号は飛行演習中に高度300mから墜落、航空第3隊の森特務曹長が八日市飛行隊における最初の犠牲者となりました。このニュースは市井の人々に大きな衝撃を与えたようで、当時の新聞にも大きく取り上げられています。どのような経緯か、大破した機体のプロペラの一部が、石畑区に伝えられた古文書類の中から見つかっています。

町史編さん事業では古い書物や写真を探しています
町史編さん事業では資料の収集を行っています。豊郷町に関連する昔の写真や古い書物をお持ちの方はいらっしゃいませんか?江戸時代の書物だけでなく、大正時代、昭和時代のものも貴重な資料となりえますので、もしお持ちの方がいらっしゃいましたら、社会教育課までご連絡いただけますと幸いです。町史編さん事業へのご協力をなにとぞよろしくお願いいたします。
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